山崎・秋山法律事務所は東京都千代田区飯田橋の弁護士事務所
SERVICE
HOME
個人のお客様
債務処理
交通事故
各種損害賠償
不動産
相続問題
家事事件
労働問題
刑事事件
その他
企業のお客様
コラム
プライバシーポリシー

人々の多様性と依頼者の方にとっての利益 弁護士矢野愛

[2016-11-24]
私は,当事務所に復帰する前の1年間をドバイで過ごしました。ドバイは,インドやフィリピン等からの出稼ぎが多く,外国人が8割以上を占めるUAEの首長国です。
子どもを国に残して働きに来ている人も多く,みなさん子どもが大好きで,どこでも子どもを受け入れてくれました。たとえ5つ星ホテルのレストランであっても,子連れで入ることができ,子どもを店員に任せて食事をすることさえできました。電車に乗っても,道を歩いていても,子どもが泣いていると誰かがあやしてくれ,困っていると必ず助けてもらえました。
その一方で,お手洗いやレジ等では,気づくと列の前に人が入りこみ,いつまでたっても進まないということが何度もありました。車が少し停滞すると,全員が我先にと進もうとするため,その渋滞はどんどん長くなります。
子どもは大切にするが,自分の欲求にも正直ということでしょうか。
イスラム教国家ではありますが,宗教的な側面を見ても,様々な方がいました。ラマダン(断食月)中,飲食店は,ほとんどが閉店していますが,目隠しを施した中で営業している店舗もありました。アバヤと呼ばれる服やヒジャブという布で身体を隠した女性もたくさんいましたが,Tシャツと短パンで出歩く女性もめずらしくはありませんでした。
ドバイの生活では,人によって出身国や宗教を含めた背景事情は異なり,考え方や重視することも様々であるということを肌で感じることができました。

ドバイにいる間,弁護士という仕事についても考える時間を持てました。
経験は少ないながらもこれまで様々な依頼者の方にお目にかかりましたが,重視したいことや大切にしたいことはそれぞれ異なりました。全てが同じ事件はありませんので,単純に比較はできませんが,仮に同じ事件で同じ解決をしたとしても,ご満足いただけるかどうかは,その方によって異なるのではないでしょうか。
考えてみれば,出身国が異なる方は多くはありませんが,依頼者の方によって環境や経験等事情は異なるのですから,当然ですね。
弁護士として依頼者の方の利益を一番に考えることはもちろんですが,その方によって何を利益と考えるかは異なります。弁護士が依頼者の方の利益だと考えることが,依頼者の方にとっても利益であるとは限りません。
一人一人の方に,相談してよかった,依頼をしてよかったと思っていただけるよう,十分にお話を伺い,その方にとっての利益を追求する方法を共に考え,実行していきたいと思います。