山崎・秋山法律事務所は東京都千代田区飯田橋の弁護士事務所
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「教える」ことと弁護士の仕事 弁護士山下瑞木

[2016-10-24]
大学で学生や社会人の受講生を対象に「民事訴訟法」の講義をしています。
当事務所は訴訟の取り扱いが比較的多い事務所ですから,
私は訴訟実務のルールである民事訴訟法とは日々触れ合っています。
だからこそこのような講義をする機会にめぐまれたのだと思いますが,
実際に受講生に教えようとすると,たくさんの悩みが浮かんできます。
初めて民事訴訟法を学ぶ受講生に,どのような講義をすれば理解してもらえるのか。
どのような順序が適切か。どのような資料を示すか。
どのような表現がわかりやすいか。どのような語り口を用いるか。
限られた講義時間では全てを語り尽くすのは無理ですから,
「何を語り,何を語らないか」という取捨選択も必要になります。
私なりに創意工夫し,図表や事例などを用いながら,
わかりやすく講義するようにしています。

色々なことに頭を悩ませながら講義の入念に準備をしていると,
こうした思考は,弁護士の業務においてもたいせつなことではないか,
ということが頭に浮かびました。
訴訟における弁護士の仕事は,依頼人の身に起きたこと,考え,要望を,
法律や先例を踏まえて整序し適切に裁判所に伝え,説得していくことです。
裁判所は,依頼人の体験を直接的には知らず,
代理人の活動を通じてそれを知ることになります。
ですから,代理人がどのように述べるかによって印象は異なることになります。
情報が的確に伝わらなければ,誤った判断を受けてしまう結果になりかねません。
代理人の述べる事柄が共感可能なものでなければ,勝訴を得ることは難しくなります。
法律や先例を調査し,その上で,どのようにして出来事を整理するか。
どのような証拠を,どのようなタイミングで提出するか。
そこでは代理人の創意工夫を欠かすことができません。
私は,弁護士になって5年が過ぎようとしています。
多くの案件に携わり,たくさんの経験を積んできました。
しかし,経験はあくまでもその事案限りのものです。
ひとつひとつの案件で創意工夫を欠かさず,
依頼人である顧客の皆様が満足できる成果を得られるよう襟を正したいと思います。